フジテレビ系バラエティー「ホンマでっか!?TV」などで知られる流通ジャーナリスト、金子哲雄(かねこ・てつお)さんが2日午前1時18分、がんの一種である肺カルチノイドのため都内の自宅で死去した。41歳だった。
独特の語り口調で値切りテクニックを伝授する姿がお茶の間で人気を集め、ブレーク。亡くなる前日も仕事をこなしていたといい、最後までライフワークの流通問題に情熱を傾けていた。
所属事務所によると、昨年6月、咳が出たため診察を受けたところ、肺カルチノイドと判明。約1年4カ月にわたり、入退院を繰り返しながら仕事を続けてきたが、この日、最愛の妻・稚子(わかこ)さんが見守る中、息を引き取った。
金子さんは、石油会社勤務を経て経営コンサルタントとして独立。「流通ジャーナリスト」という肩書で活動を始め、09年に発売した著書「『値切り』のマジック」をきっかけにメディアに多数出演するようになった。
愛らしいむくみ顔で、流通の仕組みや値切り方法を早口で分かりやすく解説する姿で一躍人気者に。レギュラー出演する「ホンマでっか-」では、明石家さんま(57)から「むくみマン」の愛称で呼ばれるほど親しまれていた。
関係者によると、近年はラジオ3本、テレビ6、7本、講演会を月十数回、さらに雑誌など、ほぼ毎日働いていた。5月12日付のサンケイスポーツ社会面の「ビックカメラがコジマを買収」の記事にも、コメントを寄せていた。
最近は、病気と同時期に患った睡眠時無呼吸症候群を改善するためのダイエットで体重を13キロ落とし、“激やせした”と話題に。病気の影響も大きかったが、病名は公表せず、8月以降はテレビ出演を控えるなど体調を考慮しながらも仕事を続け、亡くなる前日の1日も雑誌の電話取材に応じていたという。
3日放送の「ホンマでっか-」は4時間半スペシャルの総集編で、金子さんの元気だった姿も流れる。
以上、産経ニュースより
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